ONTOMO MOOK stereo編
書き直し中(2025年の夏頃までに改訂予定)
こちらはオントモ・ムック stereo編の自作スピーカーキット製作メモ。
オントモムックのスピーカーキットの魅力については、以下のページ参照(でも、こちらもメモ書きレベルなので、改訂予定)
2023年の付録ユニット
CU03の箱は、これまで試した中では、junichitanzawaさんが12mm厚MDF板にアレンジしたwavecor設計箱(ヤフオク出品)が、とても良いです(共立さんの箱やNFJの1L箱との比較)。
2023年版のムック本(FR085CU03)と、横浜ベイサイドネットの記念版(FR085CU02)のWavecor 6cmフルレンジ・ユニットを入手したので、聴き比べる予定で、それぞれにマッチした箱を準備中。以下は、暫定箱による試聴結果
基本的な性能として低音がよく出ており、高音もそれなりにカバーしておりワイドレンジで、耳障りな音がせず安心して聴くことができる。CU03の方は、これまでのムック本の付録ユニットと違い、ツイーターやサブウーファーを足さずにそこそこ使える、使い勝手の良い、お得なユニットだと思う。
最初に作った共立箱にCU03を載せると、6cmユニットなのに低音がよく出てインパクトがあったが、ちょっと低音過多かな、とも思う。コンパクトで、かつ、Peerless PLS-P830985がマッチするので、PLS-P830985専用箱としても使える点が良いかも。CU03の箱には、もう少し容積を増やし、低音域も伸ばして、低音域のパワーを分散すると良い感じで、ウェブコー設計の箱が良さそう。それで、ヤフオクで、junichitanzawaさんの12mm厚MDFにアレンジしたバージョンを入手。上述の通り、かなり満足度高いです。
一方でCU02は、NFJの1L箱(PLS-P830985用に塗装済のものをメルカリで譲っていただいた)に載せている。現状、バスレフの共鳴周波数が高すぎる(Φ24mm x 96mmのダクトを入れている)ので、共立箱と比べても盛大にボン付いていると思うが、意外と気にならなかった。この箱はCU02用のものではないが、仕上げがとても良いので、マッチするユニットを探す予定。
共立箱のCU03と NFJ 1L箱のCU02を対決させると、CU02の方を少しボリュームを上げて同じ音量にすれば、1L箱に入っているCU02の方が切れがあって良い印象。
junichitanzawaさんの箱に載せたCU03との比較は、CU02に最適化した箱を作ってから実施する予定
https://gyazo.com/37389bb1d68a5407069d079904100426
(上がCU02、下がCU03。見た目の違いとして、センターキャップの大きさがCU02の方が大きい、上の写真では分かりにくいが。)
スペック等の概要は以下に。
2023年のONTOMO Mook付録ユニットは、Wavecor FR085CU03。年が改まる直前の12月に販売された。価格は、円安の影響もあり、これまでの最高額の9,900円。そのため、エンクロージャはムック本ではなく、ONTOMO Shopで販売されることになった。また、このユニットの兄弟ユニットFR085CU02が、付録ユニットより一足先に、横浜ベイサイドネットから20周年記念ユニットとして販売された。
12/18発売、9,900円(税込)
スペック:4Ω, 10W, SPL=86dB, Fs=114, Qts=0.87(Qms=13.1), Vas=0.61
フェライト磁石
ユニット端子の台座の接着が弱い個体があるので、ファストン端子を外す際にユニット側の端子をペンチで押さえておいた方が良いかも。
スペック: 4Ω, 15W, SPL=84dB, Fs=89Hz, Qts=0.47(Qms=12.6), Vas=0.6L
FR070WA05と同スペック
ネオジム磁石を使用。デュアル仕様で、防磁タイプ
Qtsが小さいのでMOOK版よりも小さな箱で鳴らすことができる
0.8L, 80Hz(Win ISDでフラットな感じ)
スペックまとめ
table: FR085CU02/03シリーズ比較
品名 有効半径 インピーダンス 出力レベル F0(Hz) Qts Vas Sd (cm2) mms(g) Xmax(mm)
FR085CU02 2.65 4 84 89.00 0.470 0.6 22 3.600 2.7
FR085CU03 2.59 4 86 114.00 0.870 0.61 21 2.000
その他
開口径 62.5mm ネジ穴ピッチ 74mm。端子は、+端子が187, -端子が110の平形端子。
Peerless PLS-P830985 と互換一仕様。端子の取り付け位置もほぼ同じなので、バッフルの取り付け穴の端子用の切り欠きなどもそのまま使える
Qtsなどのパラメータが、CU03とCU02の中間的なのがPLS-P830985という感じなので、聴き比べが楽しそう
鬼目ナットはM3まで。上のNFJ 1L箱(MDF 9mm厚)のCU03はM4で留めているが、ユニット開口側面がひび割れて補修して使っている。
エンクロージャ
「コーンの機密性が高いので、」(略)「補強を入れて堅牢に箱鳴りを抑えた箱が好ましい」(YSクラフト佐藤勇治氏)
各社のエンクロージャ・キット販売:
すべてバスレフだが、各社結構設計が異なる。どれをリファレンスにするのが良いだろうか。
吉本キャビネット(Bearhorn)
12/12に発売された。3種類のラインアップ。作りやすく、丈夫な作りになっている点が魅力。スピーカーの中程の高さにスリット2枚のダクトを設置して構造を強化しており、さらに他にも内部補強しており、箱鳴りを抑える頑丈な構造になっている。また、正確に接着するために接着位置に溝が掘られている。カスタマイズには向かないかもしれないが、以下の計3種類のラインアップがあり、選べるようになっている:
B1: FR085CU03/02専用の落とし込みをしたバーチ製のバッフルと、MDF製の箱。
B2: B1と同じ構成だがバッフルの落とし込みをせず、FR070WA05等の同スペックのユニットに対応した箱
M: B2のバッフルをMDF製にしたもの
2.4L 箱で、ダクトの共振周波数は95Hz
WinISDのシミュレーション結果→ バッフルステップ補償不要の95~135Hz付近に約6dBのピークをもつブロードな低音増強あり。後述の共立箱の実音とシミュレーション結果と、こちらのシミュレーション結果とを比較する限り、かなり低音が強調されているかも。 114W×210H×167D mm、バッフル12mm厚、 その他の表側の板9mm, 内部の補強板 5.5mm。
フロント・スリット・バスレフ
2L箱で、共振周波数80Hz
共立電子主催イベント(2023.12.16)で聴いたら、CU03で低音がよく鳴っており、好印象。(上流も全て共立のキットで、Raspber Pi3 DAC, プリアンプ、セパレートのパワーアンプ。)
110(w)×180(H)×195(D)mm、すべて15mm厚 MDF、リア・スリット・バスレフ。スリット・ダクト面積は80x5(mm^2)で、長さを測りわすれたが90〜95mm程度。
CU03は、大きなフェライト磁石がついているので、バッフルが15mm厚もあると、ユニット裏の音の出入りを磁石が妨げる形となるため、バッフル裏面の開口側面を削る必要あり。
ボーズ面のビットで面取りしたが、ユニットのフランジから磁石までの間が板厚の15mm以上あるので、磁石が位置するバッフル裏面の表面近くをえぐるだけでも十分にコーンが動きやすくなるはず。
スリット長が奥行きの半分と仮定して、約1.8Lだと思うが、計算間違いか。
2023.12.16〜17の共立電子主催のムック販売開始直前イベントで、 MOOK本とエンクロージャのセットが16,000円の特価で先行販売された。しかも、パイオニアのUSBサウンドアップグレーダー APS-DR000T x 2個のおまけ付き!! (箱だけの場合も、7000円に値引き)。私は悩みに悩んで、結局、セットで買いました(ムック本を予約済みだったので2セット購入ということに)。で、箱とムック本を手提げ袋に入れてもらって、大阪から京都まで、持ち運びましたよ(幸い帰りの電車はずっと座れました)。
2024年明けに組み立てたので、仕上げを後回しにして、試聴中。
WinISDシミュレーションによれば、95~250Hzの範囲に、4dB程度のピークを140Hzあたりに持つなだらかな低音増強があり、80Hzくらいまでなだらかに伸びる感じ。バッフルステップ補償なしで聴くことの多い自分には少し低音が強すぎかも。
あと、このエンクロージャーは、WinISDを用いたシミュレーションによれば、PLS-P830985に最適化されていて、低域がフラットになる。
実際、PLS-P830985がかなり綺麗な音で鳴る。ねじ止め位置も、端子サイズも互換なので、結構おすすめ。
Ontomo Shop
納期2024年2月上旬。(遅い)
フロントバッフル12mm厚、その他は6mm。3.5Lくらいありそう。ユニットの落とし込みがなされているのがポイント高い。
容積3.7L、バスレフポートの共鳴周波数64Hz程度。
WinISDで調べた限りは、CU03では、若干低音が膨らむかもしれないが、むしろ、バッフルステップによる低音の凹みを軽減してくれそう。
共立電子さんの販売直前イベントで試聴した限りでは、結構良かった。共立電子さんの箱の方が、低音がしっかりしており好印象だったが、家で聴くと変わるかも。(実際、共立箱は低音過多か)
ヤフオクでjunichitanzawaさんが12mm厚MDF用にアレンジした箱を入手した。(junichitanzawaさんは、オントモムックのユニット用の様々な箱を12mm厚のMDF板でアレンジして作られていて、ムック本付録のエンクロージャの場合には板厚が増えてアップグレードされ、しかも、しっかりとした作りなので、満足度高い。)
共立電子箱と比べて、ひとまわり大きく感じるが、フットプリントはほぼ同じ。高さがあるんだよね。
追加工
前面の木口部分と、バッフル板上部をトリマーで斜めにカット。なんか高級感出てきた。
バッフル開口部裏側を、金属のやすりで削ってエアフロー対策。
吸音材は、とりあえず、ホームセンターで購入した水槽のろ過フィルター用のポリエステルを詰め込んでみた。私が普段つかうシンサレートと比べると見た目入れ過ぎな感じなのだけど、とりあえず、フロントバスレフからの中高音の漏れが少なくて、クリアな感じで良い感じ。
ユニットは、新品のCU03を追加入手してエージング中。
ユニットのエージング開始時の感想としては、ほんとに、60Hz台出てるな、すごいな、という感じ。それでいて、低音域のバランスも共立箱より良い感じ。
4時間後: なんだか、かなり良いです、junichitanzawaさんアレンジの標準設計箱。バランスいい、ボーカルも落ち着いた感じで良い。
Paradigm Premier 200BやMAOP7 Gen2だけを何時間も聴いた翌日で、元に戻したい、という衝動が来ないので、満足度が高い。いやー、ほんと、いいなあ。箱のサイズが大きくなってしまったけど、でも、この音なら大満足。ワンルームの人でもなんとか置けるんじゃないかな。個人的には、実家のリビングに置いて音量を上げて、どう鳴るか聴いてみたいところ。 コンパクトさ重視なら共立箱、音のバランスと低音域の伸びを重視するなら標準箱、という感じか。
CU02は載せてないが、下の白樺合板エンクロージャにくらべると、共鳴周波数付近の凸が気になるかならないか(私は気にならないかも)。試してもいいのだけど、箱のサンディングや塗装を優先したいので、かなり先だと思う。
横浜ベイサイドネットさんの20周年記念発売。CU02用だが、CU03にも適合する設計。
外形サイズは標準箱とほぼ同じで、12mm厚の白樺合板を使用しており、内容積は3.2Lと推定。M4の鬼目ナットが付属しており、Eタイプの鬼目ナットなので埋め込み簡単(MDFと違い、M4の鬼目ナット用の下穴を開けても割れないのも高ポイントかも)。
バスレフ・ポート: φ25mm x 100mm (共鳴周波数62Hz程度か)
共立電子の試聴イベントでは、CU03を載せた試作箱でピアノ・トリオを聴いたが、印象薄かった。しかし、会場が広く、また、試作段階の箱であり、しかも、フィディリティウムサウンドさんのハイエンドの音を聴いた後だったので、ネガティブなバイアスがかかった可能性あり。狭い部屋で聴くと、低音が良い感じに伸びていると思われる。
CU02用に設計されたが、CU03にも適合するとのことである。
WinISDによるシミュレーションによれば(私は、ユニットのスペックをフルで入力したわけではないので、参考までに)、
CU02の場合、3.2Lで共鳴周波数62Hz程度(付属ポートを切らずにそのまま使用)だと、100Hz付近が-1dBの凹み, 共鳴周波数の62Hz付近が+2dBの凸という感じで低音域にわずかになだらかな凹凸を許容しつつ低音域を伸ばしており、私の耳にはこの凹凸は分からないと思われた。
CU03の場合だと、150Hz付近でなだらかな+2dB程度の凸で80Hz付近に-1dB程度の凹み、再び共鳴周波数のところで+1dBの凸と、こちらもなだらかに低音を伸ばしていて良い感じ。
junichitanzawaさんアレンジの標準箱と比べると共鳴周波数付近がほんの少し凹む。私には認識できない程度の小さな凹みだと思う。junichitanzawaさんの箱で、CU03はバランス良く低音が伸びていたので、ニアフィールドで聞く分には、間違いなくバランスよく低音が伸びて、良い感じと思われる。
スペックの大きく異なるCU02とCU03の両方にうまくあわせる設計のコツをジオメトリから教えてもらえたので感謝。
というわけで、このキットも作ってみたいが、資金が枯渇。作成中の1L箱に満足できなかったら、検討することにする。
専用ではないが、PLS-P830985が載るなら、FR085シリーズも載るでしょう。板厚は薄いが、コンパクトな1L箱サイズで、ほぼ立方体なので、かなり堅牢に思えるのでCU02用として悪くないと思う。
NFJやukigokeさんのはコストパフォーマンス高い。PLS-P830985用の開口済バッフル板や、ターミナルとポートを開けた背面板を買っても、コストよいと思う。
WHD(mm): 103 x 120 x 139 (9mm厚) 約 1.1L
ダクト: 開口径26mmの穴に、Φ24mm x 96mm長のサブウーファー用のダクトを入れた。CU03には密閉の方が合うかもしれないが、多少長めのダクトなので、多少はボンつくのを抑えられると思う、小音量で使うので。
私はPLS-P830985用にビルド・塗装済(ターミナル付き、ユニット、ダクトなし)の箱をメルカリで入手したので、CU03を載せてみた(下記写真)。(ダクトは、暫定的にΦ24mm x 96mm長のものをリアに装着)
https://gyazo.com/98de4e45c86f784504cad113f0c10842
ONTOMO MOOKのダンプドバスレフに載せたOM-MF519(エージング済)と比べると、明らかに低音がよく出ていて、五体満足な感じです。
エージング進んだらどうなるかな。
共立箱に移す際にユニット1個壊したので、横浜ベイサイドネットのCU02を入れたら、いい感じに鳴っている。もう一セット買うならCU02かも。
CU02用の箱として、コイズミ無線のCube Sサイズ(密閉、容積0.8L相当?)のキットを手配中。ダクト穴をあけて、Φ13mm x 68mm長の塩ビ管をつけて、80Hz弱の共鳴周波数のものを作る予定で、13mmのホールソーと塩ビ管を手配済。(2/18にキット板材が届く予定だが、その頃は忙しくて4月までお預けかも。)
石田式BHBS for FR085CU02/03で、キット脱却の第一歩!?
石田氏のブログに掲載されていたFR085シリーズ用試作最終版(第3版)を、試作第一版を参考にして、ダクトにVP40の塩ビ管を使うように手直ししてみた。音質的にはスリットの方が良いように思うが、敢えて塩ビ管にしたのは、スリット・ダクト用の板1枚を減らせば600mm x 900mm 1枚に納められるため。塩ビ管にすれば、ダクト調整しやすいメリットもあるが、私はダクト調整経験がないので、BHBSで練習するのはハードル高いと思っていて、スリット式で板1枚に収まるのであれば、スリットバスレフのままにしていたと思う。
ちなみに12mm厚版への改良もしてみたが、バスレフと違い、音道に折り返しのある箱は、板の厚さを変更すると音道の長さが変わってしまうので、オリジナル通りにならない。板のサイズが制約条件としてきつく、箱の奥行きを延長できないので、音道を結構いじらないといけないのだが、どのジオメトリがクリティカルなのか分からないので、オリジナルの設計思想から逸脱する恐れアリ。石田氏のブログに、ダクトの開口面積はユニットの面積(実効面積?)程度必要とあったので、バスレフ箱のようにダクトの開口面積を計算式にしたがって変更する、というわけにもいかなさそう。となるとVP40の塩ビ管が必要なのだけど、手元にVP40を切れるカッターがないし、最寄りのホームセンターには、2m長のVP40しか売ってないのも悩みどころ。
内部の音道9mm厚の板で作れば内部構造を変えずに済む。でも、そうすると結局2種類の板をカットする必要があり、残りの板の活用方法も考えておかないといけない。なので、まずは、スピーカー全体を9mm厚で作ることにして、その後で12mm厚版を作るかどうか判断することにした。
ということで、ひとまず、 9mm厚+塩ビ管利用版をもとに、ホームセンターで板をカットしてもらってきた。
最寄りのホームセンターにて依頼したところ、メジャーで長さを測ってカットしていたので、なんとなく精度がいまいちな感じでがたがたすると思うけど、幅を揃えてカットしてもらったので、左右のスピーカー同士は、同じように組み上げられるはず(これから確認します)。
他ごとばかりしていて、全く罫書きできていないが、2月中に必要な穴開けを終えたいところ。
検討事項、所感
低音過多になりやすい。
CU02は、小さな箱が良い。WinISDを信じれば、1L箱で共鳴周波数80Hzくらいのバスレフが良く、実際、 VP20x9.6cm(105Hz)くらいだと低音過多。なんだけど、80Hzのダクトを納めるのは大変そう(VP20の塩ビ管で18cm余り。
CU03は共立電子の1.8L(?)箱で、悪くないと思う。
ONTOMO MOOKのスピーカー自作キットを買い込み、積み残し多数ですが、ぼちぼち楽しんでます
音楽之友社は、オーディオ機器として主にスピーカーのユニットとエンクロージャー工作キットの2種類をONTOMO MOOKというムック本で販売している。2010年代のオーディオ自作ブームに乗り、人気を博すとともに、発売から1年後には、ontomo-shopにて、パーツの再販と企画品の販売がされ、2022年まで続いている。
コロナ禍で在宅勤務を含めて家にこもる時間が増えたので、私もPCオーディオを楽しむようになった。ひと頃のオーディオ自作ブームは去ったと言われているが、コロナ特需で、オーディオを楽しむ親子が増えたと思うので、未来に向けてすそ野が広がったのではないかと思う。
OM-OF101
付録ダブルバスレフ・キットの組立品を中古入手したので、箱も購入せず
付録ダブルバスレフ・キットもOntomo Shopで入手したので、バスレフにするか、ダブルバスレフの設定を変えて組む予定。
DB-30 Ubukata Model: 上記結果を踏まえて作る予定。楽しみだ。
中古品の感想: すごい実力、ユニットも箱も付録とは思えない良い音
締まった低音、軽やかな中音(少し物足りない感じがあるものの、美しい音色)。高音をスーパーツィータで補うとOK
板厚が極薄なので、箱鳴りはする。
大人気でユニットが高額で取引されているが、2024年頃までには落ち着くのではと期待。
OM-MF519 + ダンプドバスレフ 2セット
目的 各1セットを割り振る
1. 子供たちの工作(組立、塗装)の練習
塗装以外は完了。エンクロージャのサイズが小さすぎるのは重々承知だが、実家でTV音声やYoutubeの音を聴くには十分かも。
下塗り完了。色塗りは子供のデザインで。うちは双子なので、左右別デザインだ。年の近いご兄弟がいるご家庭で、スピーカーキットの製作は相性良いと思う。
2. 他のユニットを載せてみる
手付かず
目的: 割と評判良いので、なんとなく聴いてみたくなっただけで、目的は特にない
箱候補
ラビリンス・バスレフ 2 点
1. LBR-3 MeiloサイズのMDF板版: ヤフオクで、junichitanzawaさんのものを購入。あらかじめターミナル用の穴が開いているので、初めての私には適切な箱だった。
サイズ(HWD)、容積: 109 x 205 x 177 (mm) 12mm厚のMDFを使用しており、容積は2Lあるかどうか
ネジ穴開け(バッフル、背面端子用)、鬼目ナット設置(バッフル側): 電動ドリルと鬼目ナット埋め込みの練習になった。
吸音材: シンサレート 0.5 cm厚程度 天板と背面のみ(暫定):少なすぎた印象で、中音が盛大にダクトから出てくる
https://gyazo.com/861cbc92debb0378264f79330a33aa4e
OM-MF4-Micaを載せてエージング中(17時間目)→Micaを6LのMDF箱に移して、Scan-Speak 5cmに載せ換える予定
手持ちユニットのエージング合戦が一段落したら、研磨&塗装したいところ。油性のサンディング・シーラーで済ます可能性もあり(クリアなので、見た目が変わないけど、手軽なので)。
2. ムック本版: 実験箱として作るつもり
サイズ、容積: (記入前)
3. ミクセルのバーチ合板箱
作成未着手
6cm用QWT
ユニットなしで入手。
ユニット手配: 今さらパイオニアのユニットもどうかと思ったので、SPK Audio FR02C とPARC Audio DCU-F071Wを買ってみた。PARCのは、バッフル削る必要あるかも
Scan-Speak 5cm フルレンジ + ダブルバスレフ 1セット
Scan-Speakの音を聴いてみたかったので、買ってみた。ラビリンス・バスレフにサブバッフルつけて載せたら、かなり良かった。
高音質できれいに作るには
接着: 接着強度は、素人でも分かる程度の音の変化があるそうなので、重要
接着剤が固まる前は板がすべるので、位置あわせと圧着が、仕上がりを決める
接着剤を塗る前に、位置合わせや、固定方法の段取りをするのが重要
私は工作経験がほとんどないので、何度も失敗して、削るなどの追加加工なしでは完成できなかったですが、何度か作ると、必要な道具が分かってきて、確実に、工作精度が向上します。
なので、木工経験の少ない人は、安いキットを複数種類買って練習することが重要です。
キットにもいろいろバリエーションがあり、はまるポイントが違う、というか組立思想が異なっていたりします。そうしたことが、工作経験のない私には目新しくて、面白かったりします。その点で、ontomoのキットはいろんな人がデザインしているので、バリエーションがあって飽きが来ないです(飽きるようになったら、卒業かと)。
圧着用クランプ
役割: 接着剤は、圧着することで接着面が強固になる(これは常識みたいです)。また接着剤が接着面に多く残ると接着剤の音がするようになるとか、ならないとか(これは未検証)。
コツ
圧着時にずれるので、接着剤を薄く塗ります。圧着する前に指ですり込みながら、薄く伸ばし、はみ出た接着剤をふき取り、それから圧着します。
とはいえ、接着剤はすべるので、圧着時に多少ずれます。一通りすべて軽くクランプしてから、圧力を加えていきます。でも、きっとずれるので、修正して、クランプし直します。
はたがね
長い距離を固定できて、何本も縦横に固定するのに特化した細身のクランプ。
力をかけるので、接合面がずれる場合もあり、慣れが必要。
当て木しないとクランプした箇所が凹む。当て木も適度に固いのが良い。私はアチガスの板を切って使っているが、柔らかすぎたかも。
コーナークランプ
板を垂直に立てるのに必要
L型の金属バーと 5〜10cmの万力2個の組み合わせ
二枚の板を分けてクランプできる点、つまり、先に一方の板に(万力で)クランプしておいて、一方をフリーのままにして接着後に位置を微調整してからクランプできる点で使いやすい。2枚の板を同時にクランプするタイプのコーナークランプは、接着後の位置微調整がうまくいかず、かつ、クランプ時に微妙に位置がずれたりして、直角の精度も十分に出ないです。L型のは一方がクランプされて動かないのが良いです。
金属なので、接着
事前に位置合わせして、一方の板に万力で内側に固定してから、他方の板を接着後に万力を固定
事前の位置合わせにすごい時間かかるが、ばっちり垂直に接着できる。
外側に置くのは、はみだした接着剤をふき取れないし、はたがねをつける際に邪魔になるので、お勧めしない。
L型工具の例
直角がちゃんと出てます。
ネジや釘など
接着前の仮止めに仮釘?を使う方は多いが、音にはよくないようで、抜く方が少なくないようだ。
個人的には、接着剤とネジ止めは併用してもいいと思う。特に、吸音材の調整などする目的で使わざるを得ないことがある。
塗装: 見た目が激変するので重要
MDFは下塗り重要
無垢材は、オイルを薄く塗るで良いかも